制作方法
印刷方法
- デジタル圧着プリント(片面)
- 転写シートにカラー出力した物に接着剤処理をして後から熱圧着機でプリントする方法です。シルクプリントするには数が少ない場合に最適です。あらかじめ決まった色のシート圧着シートをカットしてプリントする方法もあります。
【推奨】のれん / 幕 / はんてん名入れ
- スーパーダイレクトプリント(裏抜け) / 通称:ダイレクト
- 文字通り、データをそのまま直接(ダイレクト)布に印刷する方法です。製版の必要がないので、比較的安価に1枚からでも制作できます。データ次第ですが、写真やフルカラー印刷が高解像度で鮮やかにプリントできます。もちろん、何色でも、たくさんの写真やグラデーションがあっても値段は同じです。但し、出力できるのはポンジ・トロピカル・トロマット等のポリエステル系化繊の生地のみになります。
また、弊社では従来のダイレクトプリントに1工程加えることでウラヌケ80%を達成している、自慢且つイチオシの加工方法です。
デメリットとしては、1枚1枚プリントするため数量が多くなってもオートシルクほどスケールメリットが出ませんし、時間もかかります。
【推奨】のぼり / 幕 / フルカラーのれん / フルカラーはんてん
- 昇華転写プリント(裏抜け) / 通称:転写
- データ化したフルカラーの図案(画像 / グラデ可)を昇華インクのインクジェットプリントで転写紙に一旦プリント。その後、生地にヒートプレスで加熱・加圧し、定着させる方法です。生地にインクが浸透しているので、洗濯してもプリントが剥がれにくいのが特長です。但し、ダイレクトよりも高くなります。
【推奨】のぼり / 幕 / フルカラーのれん
- オートシルクスクリーンプリント(裏抜け) / 通称:オート
- 作成したパスデータ(画像 / グラデ不可)をもとに、1色毎に版をおこしてインクで刷る昔ながらの歴史のある方法です。この方法では製版(型作り)し、1色1色、刷っていきますので、色数や枚数、製版自体のサイズ等によって単価が大きく変動します。版画のように同じものを何枚でも製作できるため、数量が多ければ多い程単価は下がります。但し、単色の重ね合わせのため、グラデーションや写真などは製作できません。
【推奨】のぼり / 幕 ※30枚以上から推奨
- オートシルク分解スクリーンプリント(裏抜け) / 通称:分解
- 通常、シルクスクリーンは単色の重ね合わせのため、グラデーションや写真などは不可ですが、アミ点を重ね合わせることでフルカラーの表現を出す事ができます。ただ、目が荒くなりますので、ダイレクトプリントより画質は落ちます。しかし数が多い場合、ダイレクトプリントに比べ単価が格段に下がる為、見過ごせない方法となっています。
【推奨】のぼり / 幕 ※200枚以上から推奨
- 本染め(裏抜け) / 通称:染め
- 「型作り→糊置き→刷毛染め→乾燥→水洗い→乾燥→仕立て・縫製」の作業工程からなる繊細かつ本格的な印(しるし)染めの事を言います。特長は、なんといっても生地の表面も裏面も同じ色で透色され、昔ながらの高級な風合いを醸し出せる所です。ただし、時間がかかりますし、高価になります。また、作成できるデザインに制約があります。
【推奨】のれん / 幕 / はんてん
- 反応プリント(片面) / 通称:反応
- 反応性染料とアルカリ性の反応液を併用し、布上で化学反応を起こすことで染料を固着させる方法です。場合によっては乾燥後、蒸しが必要な場合があります。いわゆる本染めと違い、裏抜けはあまりしませんが、その分安価にできます。堅牢度は高く、洗濯にも耐性があります。
【推奨】はんてん
- 手擦染顔料プリント(片面または裏抜け) / 通称:擦染
- 布で「版」をつくり、その布の穴の抜けた部分から色糊(顔料)を塗布して柄を刷るプリント手法です。顔料と共に接着剤やバインダー(色落ち止め)と呼ばれるものを混ぜて固着させますので、一般的に堅牢度は高いのですが、ごわごわ感が多少残ります。洗濯にはあまり耐性がありませんが、染料を用いるより安価に製作できます。
【推奨】のれん / 幕 / はんてん
- 防炎加工とは
- 「防炎規制」では、不特定多数の人が出入りする施設・建築物や高層建築物、地下街等の防炎防火対象物で使用されるカーテンやじゅうたん等は防炎性能を持つ防炎物品の使用が義務づけられており、それらには「防炎」の表示をつけることになっています。弊社製品では、防炎剤を練り込んだ顔料や生地を使用することで認可を得ています。もちろん、日本防炎協会の認定シールが添付されています。尚、弊社では、後付け防炎加工はしていません。